神津島 神様の思い
2010.06.25 Friday 11:11
 2010年6月26日の祈りは、三嶋大明神(父)の長男である物忌奈命神社(ものいみなのみことじんじゃ) から始まりました。この日は神津島の清掃の日で、朝から島の人たちが清掃作業をしていました。









拝殿の左には、古い木霊を祀った素晴らしい場所もありました。

自然霊を祀る意味は、自然界から命を産みだす母神に感謝する意味で祀りますが、この樹は見事に女性が命を産みだす子宮の形をした素晴らしい母の樹です。







神社の中にはたくさんの木がありますが、全ての木が大切に守られているのがわかります。

伊豆に多く見られるビャクシンの枯れた樹を大切に残しているのも、神の意思を感じさせる樹肌が命の脈動を伝えているからなのでしょう。



拝殿に向かって正式な挨拶をすると、なぜか言葉が返ってきません。不思議に思っていると、どこからか声が聞こえてきました。

言葉を話さずとも心の声を聞く「胎動心」の心があれば、必ず兄の言葉は聞こえるはずです。

物忌奈命の弟が代わりに説明してくれたようなので、心を静かに落ちつけて本殿の奥へ意識を合わせました。すると・・・

人間は見える物や話した言葉で人を判断しますが、全ての命を産みだした大神は、目には見えない聞こえない人の心の中を見ているからこそ、本当に大切な事はわかる人にだけわかるようになっています。あなたには心の声が聞こえるはずですから、どうぞ宜しくお願いします。

何も文句を言わず何の要望も言いませんが、私たちに何を望んでいるかを気づきなさいと言っていることを感じました。

自分たちの力量が問われているのは当然ですが、物忌奈命(兄)は周りの人たちの影愚痴やうわさ話が聞こえていながらも、何の反論もせずに堪え忍んできた事はわかりました。

もしかすると、ここの神様は言葉を話せない人だったのかもしれません。

こういう事実を隠す事はよくあるのですが、「胎動心で聞きなさい」という弟さんからの教えは、今の人間にとって大切な魂の繋がりを思い出す教えだとも感じました。

やさしく物静かなお兄さんは、巫女に「また来て下さい」と伝えてくれました。


お兄さんのご挨拶が終わったので、次は弟さんの日向神社を探しました。

あるべき場所にたどり着いたのに迷っていると海岸近くに、「多幸湧水」と書かれた東京の名湧水が湧き出ているのを見つけたので、お水を頂いて自分たちの禊(みそぎ)をしました。



道を戻って狭い坂を上った先に「日向神社」を見つけましたが、絶対にわからないと言ってもいいほど、そこは寂しい扱いを受けている神社でした。

狭い参道の先には手をかけていない汚れたままの拝殿があり、その奥にある小さな本殿もみすぼらしく見えてしまうほど小さなお宮でした。


扉を開けて驚きました!

汚れた御神鏡、お宮を取り換えた段ボールの空箱、ほうきとチリトリ、樹の破片・米のくず・・・


こういう状態を見た時は、地元の人の心の現れだからこそ手は付けないと決めて、祈りを始めましたが・・


「お前たちは何をしに来た!」  と怒りの声が第一声でした。

なぜ叱られなければいけないのか、何の落ち度が私たちにあるのかを考えました。

あー!今日は、清掃の日だ!

島の清掃時間にここにいるのだから自分たちに出来る事をしようと、本殿内の清掃を三人で始めました。出来る限りの清掃を終えてから、改めてご挨拶の祈りをしました。


あなたたちは分かっていると思うが、兄はとても周りに理解されづらい人だったからこそ、私は精一杯できることをしてきたつもりだ。

しかし、その行いや言動は、自分の思いとは別にいつも誤解されて伝わってしまったようだ。

兄を思う為にした行為であることだけは、わかっておいて欲しい。



不憫な兄の気持ちと父母の思いがわかるからこそ、人前に出て自分にできることをしていた弟は、日本神話のスサノオウのように真実を理解されないまま現在に至っているようです。

それは、この島の人たちの様子を見ていてもわかりました。

島全体の清掃の日なのに、兄のいる場所はたくさんの人がお宮清掃をしてのに、島の反対にある弟のお宮には誰も来ていません。

土地に残る思いは必ずその土地に住む人の心や行動に連動するからこそ、土地の思いをクリーニングする事が私の役目だと思っています。

自分が住む土地の歴史の裏表を知り真実を見つけることは、命を繋いでくれた全ての人たちの思いをクリアに繋がり、それは、土地に住む人の心に映し出されてあなた自身の生き方にも影響します。

皆さんにお願いしている事ですが、改めて御先祖が住んだ土地へお詫びとお礼に足を運ぶ意味を正しく理解して欲しいと思います。


弟君の思いを感じながら祈ったあとは、少しだけ晴れやかな気持ちになりました。

あなたの気持ちを大切にしながら、私たちは神心の整いと人の心の整いをさせて頂きます。
ありがとうございます。



昨日、巫女の女性に天上山の弁天様がプレゼントをくれたので、この島に二つある弁天堂へ御挨拶に行った方がいいと伝え向かいました。

西の弁財天の場所は、狭いながらとてもバランスのいいお宮でした。





お宮に着くと、急に雨がパラついてきました。祈りの最中も、パラパラと降り続いていますます。

祈りを終えた巫女は、「この雨は悲しみの涙なのですよ」と伝えてくれました。


天の悲しみ、神の悲しみ、人間の心の悲しみを表す涙だと感じました。

私たちはその思いを理解する為にここまで来たのですから、必ずやり遂げると再確認しました。



もうひとつの弁天様へ行く道の途中に、「閻魔堂(えんまどう)」を見つけました。

巫女の女性は身体が動けなくなり、出られない、出てはいけないと感じた様なので、私一人で御挨拶に行きました。

ものすごい強い力で下を守っています。下とは、霊界、仏界、土地の下、海の底の世界のことです。強い祈りをしないと心が負けるくらいに、霊気が奥から強く溢れ出ています。

閻魔大王のように闇を守る存在がいるからこそ、闇のバランスは守られています。

闇を知らない人は知らないままでいいでしょうけれど、人間の心の奥の闇ほど怖いものはありません。


一般的には、闇を持っている人ほど闇を恐れるものですが、それは自分自身の本質を見るのが怖いからです。

本来人間は「光そのもの」で生まれますが、「自我」を持った時から闇の心と光の心で生きるようになります。


闇の心は、影愚痴、うわさ話、嫉妬・執着・恨み・妬みの心を産みだします。

光の心は、お詫びと感謝、笑顔と希望を産みだします。


人間が闇の心を手放なさない限り、闇を守る存在は必要になるのです。

全ての人が光の心になるには、闇の中にいる自分に気づいて自分が闇から出ると宣言して生きる事が魂の目覚めになるのです。


闇を守る閻魔堂(えんまどう)の祈りを終えて、もうひとつの弁天様にも御挨拶に行きました。

島の反対側にある金毘羅様の中に弁天様はいらっしゃいます。

静かに、そして、強いお言葉を下さいました。


自分の思いに責任を持ってしっかりと生きなさい。



巫女の女性もその言葉を感じた様で、神様の為にも人の為にも自分の為にも、しっかり生きていく決意を言葉にしていました。


ここで巫女が、神の心を伝えてきました。

お兄さんのところで、「もう一度来て下さいねと言われましたが、それはいつかの事ではなく、弟の気持ちを分かった今、もう一度来て欲しいということのようです。」

三人の神意思が、固まりました。

過去の全ての思いを背負って新しい船出をする為に、お兄さんのところで統合の祈りをしに向かいました。

静けさの中、誰もいない拝殿の中へ入って正式な祈りを行いました。

私に、大神のことばが降りてきました。

たくさんの過去の神の思いと人間の思いをひとつにして、新しくこの地を守る為の神心を皆さんへ伝える事を大神の言葉で唱えました。


巫女は、神歌と巫女舞を奉納してくれました。

母神、兄神、弟神、そして、三嶋大明神の父神の心もひとつになりました。


神の御心を伝えたり見守っている神たちは、人間の心に現れる心のあり方を問い続けています。

どうぞ皆様も、他人を問う心で自分を問い他人に「こうして欲しい」と思う気持ちを自分の行動で示す生き方をして下さい


兄のお宮を出た後、また巫女へメッセージが入りました。

「島の東側へ来て下さい。お礼がしたいので・・・。」

島の東側は、弟の宮がある場所だなあと考えていると、「あー!あのお水だ!」とわかりました。


土地を守る神々がお礼をしたいと言った意味は、新しく生まれ変わった神の水を持っていって欲しいという意味だったのです。

幸多き水、多幸水をありがたく頂きました。


最後の最後、この島の土地神はやって欲しい事があるようで、男神のSさんへ「ジーチバン、ジーチバン」とメッセージを降ろしました。

沖縄の神言葉で「ジーチバン」は、土地番の事を言います。

どこでやって欲しいのかと思ったら、何度も目につく看板がありました。

返浜(かやす)」、ここへ行かなければいけないとわかりました。

右に男山、左に女山があり、対岸のいくつもの島へ向かって命を産みだす自然神の神産みの場所だとわかりましたが、大切な場所が詰まっていてエネルギーが滞っていました。








その中に唯一、黒曜石の石が神の台座となっていたので祈りを捧げました。

自然の神々が本来の働きを成せる様に、大神の力を借りて「天地清めの祈り」です。




全てが浄化されて新しい命を産みだすラインが、対岸の島へ繋がりました。

神産みのエネルギーを受け取るのは、三角形の形をした利島(としま)です。


これで本来の神産みの島、神津島の働きが出来るようになりました。

神津島の神々に見送られながら、14:20の船に乗って一度、東京へ戻り、22:20発の三宅島行きの船に乗ります。

2泊3日の時間で精一杯のスケジュールがこんな形になりましたが、これも一度、本州へエネルギーを繋ぐ大切な意味があると思っています。

明日(27日)は、朝5時に船が着いてすぐに祈りを始めます。

午前9:30の祈りに合わせて大切な場所を巡ります。

続く

 
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